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常願寺川の扇状地

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2万5千分の1地形図「五百石」(参謀本部明治43年測図、昭和5年修正)の一部。富山県、常願寺川の扇状地。
思いのほか流路に大きな変化がない。が、土砂災害で消えたとおぼしき集落もある。
立山橋の南の狭窄部は河成段丘上位面と下位面の間。左岸の上位段丘は岩石侵蝕段丘であろうとのこと。読みとりにくいが段丘地形。

透過:        色別標高図:   

常願寺川の延長は56km程度に過ぎないが標高差は約3,000m、世界有数の急流。立山から大量の土砂が吐き出される。
安政5年(1858)の飛越地震で鳶山崩れが発生しているが、このとき生成された堰止湖の決壊によって土石流が降下、径4~7m(100~600t)の巨石が40数個あるらしい(西大森の大転石など)。
立山カルデラからの土砂流出を防ぐため白岩堰堤(重要文化財)や本宮砂防堰堤(登録有形文化財)など、上流の立山カルデラは砂防の戦場。
またこの流域は、たびたび大雨被害を受けてきた。明治年間には41回もの洪水・土砂災害が発生。当然ながら常願寺川の流路が今昔でずいぶん異なる。デ・レーケの指導した常西合口用水などもある。
参照=国交省 立山砂防事務所