山に入れば「国有林」や「保安林」の控えめな看板や標識をよく見かけるが、それらの目的や意味についてはあまり考えることがない。
およそ「勝手なことはしてはいけない」というニュアンスのものと感じる程度であるが、ちょっと調べてみた。
保安林では、目的に沿った森林の機能を確保するため、立木の伐採や土地の形質の変更等が規制されるとのこと。
地域森林計画とは、都道府県知事が、全国森林計画に則って民有林について森林計画区ごとに立てる計画。
東京都内の森林マップ。出典は、国土数値情報森林地域データ(東京)
小笠原諸島には相対的に国有林が多いようだ。爆発中の西ノ島にも指定されている。
諸外国では「水の安全保障」が言われて久しい。淡水の確保に頭を悩ませる国々が多い中で、日本はその心配がほとんどない。ひとえに森林のおかげ、といえようか。