Exclusive Economic Zone: EEZ、いわゆる排他的経済水域を青色で、半径円を赤色で。
長距離砲か否か、極超音速か否か、そういうことも大事かも知れないが、ホームランを狙っているわけではないでしょう。オータニさんのような豪快な打撃ではなく、内野と外野の間にポトリと落とすイチローさんのような絶妙のテクニックでは?
南アルプスの大井川上流部。3,000 m 級の間ノ岳や農鳥岳、手前に東俣を俯瞰(過去に撮った写真)
こういうところの地下深くにリニアのトンネルが掘られるわけだが、南アルプストンネルの山梨側坑口(早川)は海抜約 700 m、長野側坑口(小渋川)は海抜約 900 m、静岡県内の長野県境付近が最高標高(1,215 m)とのこと。
(https://www.mlit.go.jp/tetudo/content/001360067.pdf からキャプチャした)
なお地上の東俣と西俣の合流点は海抜約 1,400 m、この東寄りの畑薙山断層帯を貫くらしい。
水は高いところから低いところへ流れるが、地下水は、断層などあれば圧で重力に逆らって上昇することもあるのだろう。しかしトンネル掘削中に地下水に遭遇した場合、それが大井川か富士川か天竜川か、いずれの水系のものかを判断できるのだろうか? 地表の分水界とおよそ合致するものなのだろうか?
丹那の例などあるけれども、地下の水理は、シロウトには理解できない。しかし排他的水脈となるのは理解できる。