戦前の東京都心の地図
公開日: 2017年5月12日
1万分の1地形図「三田」、参謀本部による明治42年測図昭和12年第4回修正測図(Stanford Digital Repository)から。
戦後の航空写真と見比べられたい。この時代の地図は、有名人の邸宅が書き込まれている。
- 木戸(孝允)邸は現在、衆議院副議長公邸となっている
- 大倉邸は、そのまんまホテルオークラ
- 大山(巖)邸は1945年5月の東京大空襲で焼失、今は高級マンション
- 米山(梅吉)邸も、マンションの模様
- 根津(嘉一郎)邸は、根津美術館
- 薬学の祖、長井長義邸は今、日本薬学会・長井記念館
- 岩崎(小彌太)邸は1945年5月の東京大空襲で焼失、今は公財国際文化会館
- 川崎(金三郎)邸は現在「Zeppブルーシアター六本木」
- 井上(馨)邸も、マンションの模様
- 後藤(新平)邸は現在、中国大使館
- 山本(達雄)別邸は広大
- 福澤(桃介)邸は現在、広尾のお洒落な商業ビル
- 松方(正義)邸は現在、韓国大使館
- 澁澤(榮一)邸は現在、三田共用会議所。屋敷は青森県の古牧温泉渋沢公園内に移築・保存
- 久原(房之助)邸は現在、八芳園
不動産とは、長い時間軸で見れば、動産なのかもしれない。