水平、垂直、斜辺の距離と仰俯角

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published: 2021-11-29, updated: 2022-01-08 by Campo Salado
hypotenuse

週末の横浜、東は東京スカイツリーから西は富士山までよく見えた。

仰いだり俯いたり

WEB のマップで困難な問題のひとつが Z 軸だと何度か書いたが、任意の2点間における3つの距離と仰俯角を出してみる。
たとえば次の地図で2か所をクリック(タップ)してみてください。

何の役に立つの? と問われれば、たぶん圧倒的大多数の人にとって役に立たない。
数字を出すだけでは訴求力に欠け、イメージを喚起する(三角定規を想起してもらう)のはむずかしい。
たとえば登山のときは地図左下のスケールを真に受けてはいけない、水平距離の目安だから、と言えば良いだろうか?
仮に線を引いたとおり直登・直降したとしても、実際に歩く距離は斜辺より長くなるのはあたりまえだ。傾斜というか、弧が大きいほど割増しになる。この意味でも高い山はむずかしくなる。
(実際に山岳において距離感の認識がむずかしくなるのは、仰角ないし俯角のせいだと私は思っている)
もっと高度で専門的なソフトやアプリがあるけれど、これはシンプルで初歩的なもの。

2年前、某A省がやらかしたときに書いた仰角の計算式を加筆修正した。単純に三角関数を用いたが、なんかムズムズする。
なお国土地理院の標高 API を利用しているので、日本国内の陸上のみ機能する。地形断面図および地図で方位角を計算も参照を。

令和3年度補正予算における主な取組
■ 地図情報等の整備による被害低減 4,932百万円
災害リスクの把握に資する地形分類情報等の基礎情報や迅速な被災状況の把握に有効な高精度標高データを整備し、住民の防災意識の向上や的確な避難、救助活動の支援等に貢献します【国土地理院 11月26日】

これは良い補正予算。高精度標高データの整備はとくに Good。

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