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安永川トンネル工事

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自動車や人を通すばかりがトンネルではなくて、特殊なトンネルもある、という件。
愛知県豊田市の安永川(あんえいがわ、矢作川水系1級河川)で、自然の概念に抗う治水事業が進行中。こういう工事看板は珍しい。

あんえいがわトンネル工事

豊田市の中心市街地部分は、なべ底状に窪んだ水のたまりやすい形で、過去に度重なる浸水被害に見舞われたとのこと。
明治34年、矢作川に明治用水頭首工が設けられたことで自然排水が困難になり、昭和5~15年にトンネルを掘削、矢作川との合流位置を明治用水頭首工の下流に付け替えたものの、「2年に1回程度降る雨」を排水する能力しかないらしい。
今回の改修計画により、「10年に1回程度降る雨」(時間雨量63mm)が降った場合でも浸水被害を概ね防ぐことができるそうだ。
河川延長3.7km、うちトンネル区間約2.0km。現在はトンネル工事が完了、事業全体の完了は平成30年度。
次のグーグルマップでオレンジ色が現在の安永川、赤が工事中の新しい安永川(半透過区間がトンネル)

いわずもがなトヨタ自動車のお膝元だが、東海地方の、ひいては国の経済・産業にとって重要な町ゆえ、こういう治水事業は喫緊の課題といえる。
トンネルは、地図では隠れるけれども、こうした土木技術には魅力が尽きない。

参照:一級河川安永川トンネル新設工事(平和・秋葉工区)安永川トンネル新設工事現場ブログ