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中国の記憶

公開: 2020年02月24日, 更新: 2023年04月11日 by ちずぞう

鄧小平の時代というか、楊尚昆が主席の時代、1990年11月から翌91年2月にかけて私は中国を旅した。いわゆるバックパッカー。
当時の中国はまだ発展途上で人民服が多かったし、外国人旅行者に開放され訪れることができる都市は限られ、人民元ではなく兌換券(ワイホイ)を持たされていた(といってもヤミで交換するのだが)。

海南島から雲南だけ飛行機、他はすべて鉄道、船またはバスを使った。
雲南の田舎の店で瓶ビールを頼んだら栓抜きがない。開けてくれ、と言ったら若い店員の兄ちゃんが面倒くさそうにクチで(歯で)噛んでシュポッと開けやがった時にはアッパレと思ったものだが、要するに衛生観念が独特である。シシカバブで腹をやられたり、牛の脳やヘビなど食べたり、西双版納で寝込んだりしたが、30年前は怖いものなしの若者(ないし馬鹿者)だったと我ながら思う。

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