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登山道の勾配(続き)

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夏山(に行けないので仕方なくパソコンでEN)JOY、その2。

北アルプスには三大急登(早月尾根、ブナ立尾根、合戦尾根)があり、昔から比較論もイロイロある。
次のマップの計算では、もっとも短距離で高度を稼ぐブナ立尾根がキツそうに見える。
私は烏帽子岳と剱岳に登ったことがないので比べようがないが、早月尾根の場合は長いアプローチで消耗し最後に急勾配でトドメを刺される格好になるようだから、これもキツイと思う。
六百山の中畠沢は、一般には登るべきでないルートとされる。この勾配を見れば明白。

       

登高開始点=標高m、 終了点=標高m (標高差m)
水平距離=m(※トレースした赤い線)
平均勾配=°(%)

※地形図上のパスをトレースしたので、実際に歩く水平距離は若干長くなり、よって勾配の値も若干下がるはず。あくまで目安と捉えていただきたい。

標高は、地形図の等高線や三角点、標高点から見て取れる。
トレースした水平距離は Maps API で計算できるから、三角関数を javascript で Math.atan2(vertical, horizontal) とすれば弧度が出る。
その弧度 radian をパイで割って180を乗算(radian / Math.PI * 180)すれば、平均角度は出る。
道路勾配ふうにパーセンテージで表記するなら、垂直距離を水平距離で割ればよいだけ。

※参考
ダイハツのCMで登場した「ベタ踏み坂」は、勾配が6.1%とのこと。
大阪市と奈良市を結ぶ国道308号線にある暗峠(くらがりとうげ)が最大勾配17.2度(31%)とのこと。

ただ、こうした机上の計算は登山の本質とは異なるので、ある意味ナンセンスとも言い得る。各々のスタンスと資質で、急登に向き合えばいいだけのことだ。

勾配の感覚、あるいは垂直方向の距離感覚というのは(現実であれ3Dであれ)認識することが困難だ。
参考までに、簡易なツールを作ってみた。API の Elevation は決して精確ではないので、見当をつける程度。

マップ上をクリック(最大20ヶ所まで)

それでも当然ながら、ひとの持つ感性には至らない。想像力で愉しむ程度。