新潟県中越種苧原の周辺

Home » Articles » 新潟県中越種苧原の周辺, published: 2020-01-16 (updated: 2020-01-16)

新潟県は旧古志郡種苧原村の周辺。融雪期に地すべりが多発する。
丘陵地帯は若い新第三紀の地質で典型的な活褶曲地形とのこと。昭和6年の2万5千分の1「蓬平」の一部を重ねて見る。

1824年と1926年に中野、1929年に寺野で大規模な地すべりの記録あり。
2004年(平成16年)10月23日に起こった新潟県中越地震で、芋川や朝日川の流域(虫亀寺野など)で崩壊多発(芋川流域で842箇所で崩落、52箇所で河道閉塞との記録。あのときは横浜もよく揺れた)。
しかし今では、中越地震のことはあまり語られなくなってきた。「新潟県中越地震(2004)による地形変化」(いさぼうネット『歴史的大規模土砂災害地点を歩く』コラム56)など参照すると理解が易い。

古い地形図で略されたとは考えにくいが、現状では過剰なくらいに池が多いなど相違点がありすぎる。特産の錦鯉が地図を変えたとも言えるのだろうか。寺野の地すべり滑落崖にも養鯉池があったとのこと。

手掘りで有名な中山隧道も近い。この地域の土壌はそれほど柔らかいということなのだろう。
鈴木牧之の『北越雪譜』には魚沼地域の暮らしの諸相が描かれ、その労苦が偲ばれるけれど、闘う相手は豪雪だけでないことに思いを致すと、この土地に暮らす方々に頭が下がる。

余談。また「すべり」を連呼したが、私が高校3年のとき太宰府天満宮で絵馬に書いた言葉を再掲

絵馬