防災科学技術研究所による Hi-net 高感度地震観測網+F-net 広帯域地震観測網の観測点情報(2020年5月19日時点)を csv でダウンロードし、全859地点を地図にプロット。
Z軸の表現ができないので、センサー標高が低い(深い)ものを暖色系で示した。
※2021.5.11 埼玉県の都幾川観測点に代わり、都幾川2観測点での観測が開始。
私は地震についてもシロウトだが、思うところを以下に。
フォッサマグナに沿って相対的に密な配置だが、浅いところで地震が頻発している穂高・上高地の最寄り観測点である は標高 810 m 地点、センサーは標高 708.44 m とのこと。つまりボーリング施工は 100m あまりということかな?
センサーの標高が特に低い(深い)のが でマイナス3502.3 m、次いで
がマイナス2994 m、また
がマイナス2706.5 m などとなっている。
海洋の地震は震源の深さ数百 km というのもザラだから、太平洋沿岸のセンサーは深ければ深いほど良い、ということだろうか?
USGS や EMSC のように、地震の素のデータ(X, Y, Z 各軸とマグニチュードの値だけでもいい)が atom や jsonp などの形式で気象庁から速報配信され情報公開が進むと嬉しい。
またマスクに 466 億円も費やすくらいなら、こうした防災の研究・観測へ配意してもらいたいものだ。
むかし屏風岩で崩落が起きたり霞沢の三本槍が折れたりしたが、天狗沢や八右衛門沢、滝谷など脆いところが無事だとは思えない。あの地域は雪崩や土砂崩れはデフォルトというか、常態だけど、梅雨に入って大雨が降ると、さらに危険かな? 地震はいずれ小康するだろうけれど。