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ニカラグア運河

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2014年12月22日に着工式典が開催され、5年後の2019年に完成予定の運河。現地の呼称は Canal Interoceánico en Nicaragua。
工事を請け負う中国系の香港ニカラグア運河開発投資有限公司(HKND社)によると、計画には港や空港、人工湖の整備、観光施設やセメント工場の建設なども含まれ、建設費用は400億ドル(約4兆2400億円)規模。5万人の直接雇用と20万人の関連する雇用が見込まれるとのこと。
太平洋側のブリト(Brito)から始まり、ニカラグア湖と、新しく建設される人工湖(Atlanta湖)を経て、大西洋・カリブ海のプンタ・ゴルダ(Punta Gorda)川付近へ至るもので、全長は259.44km。同社の計画図を概要トレースしてみる

計画図によるとブリト閘門(マップ中の1)、カミロ閘門(マップ中の4)が示されている。カミロ閘門付近で Río Punta Gorda を堰き止め、Atlanta 人造湖ができるようだ。またニカラグア湖は水深が浅いため、浚渫の必要もある。
しかし、運河が生態系に悪影響を及ぼす恐れがあり、またネットで検索すれば「Ortega Vende Patria(オルテガ大統領は国を売った)」とか「Fuera Chinos(中国人は出て行け)」といった抗議行動の様子をとらえた画像も散見される(HKND社のメタ坊な人物も)。
またニカラグアには雨季と乾季があり、地震や火山もある。近所のパナマ運河(マップ中の5)と比べると巨大さが判るが、完成に懐疑的な見方があるのも頷ける。

むかし日本でも、信濃川、阿賀野川、只見川、猪苗代湖、阿武隈川、鮫川の六河川を運河で連結し、東北地方を横断する形で日本海と太平洋の間を200トン級の船舶が運航できるようにするという壮大かつ野心的な計画もあったらしい。
ニカラグア運河は、どうなるか? 個人的には、5年後完成というのは無理があるように思う。