JR東日本はエリア内の1日平均の乗車人員を毎年発表しているが、2020年度のデータが昨日9日発表された。
上位100駅を地図にプロット。行動自粛、リモート勤務やリモート講義が浸透した昨年度、のきなみ大幅な減少となっている。
落ち込みがもっとも大きかったのが舞浜駅で▲ 51.3 %。ディズニーランド&ディズニーシーに依存する駅なので、当然か。
次いで水道橋(▲ 49.9 %)、原宿(▲ 43.4 %)など「遊びに行く」エリアが厳しかったようだ。
品川駅(▲ 41.5 %)や東京駅(▲ 41.4 %)、海浜幕張駅(▲ 41.2 %)も相対的に落ち込みが大きいが、ビジネス街でリモートの親和性が高い企業が多いことが理由だろうか?
学生が多いと思われる御茶ノ水駅(▲ 35.8 %)や神田駅(▲ 32.6 %)も、大きく減っている。
2020年3月14日に暫定開業した高輪ゲートウェイ駅は294位(6,785人)と、意外に少なかった。山手線の中で最下位。
51位の仙台駅でも ▲ 32.2 %の減少なので、首都圏だけの現象というわけでもない。
「早く元通りに」といったフレーズをよく聞くが、それは難しいのではないだろうか。もはや社会がパラダイムシフトした、と見做すほうが正しい気がする。社会のすべてが新しいフェーズに入ったと思う。
2021年度もまた少なくともオリンピック&パラリンピックが終了するまで、対前年比マイナス必至ではなかろうか。
こちらも参照を=全国鉄道路線図