排他的経済水域の根拠と重要な離島

Home » Articles » 排他的経済水域の根拠と重要な離島, published: 2014-01-05 (updated: 2019-11-29)

人は人、我は我、されど仲良し。とはいえ隣人との不仲は穏やかでない。
カドが立たぬよう丸く収めるのがオトナだが、国家レベルではそうもいかないらしい。

「領海基点280離島を国有化 政府方針、名称も確定」(産経)

領海の範囲を決める基点となる離島のうち、所有者のいない離島が約280に上ることを把握し、重要国土として国有化する方針を決めたという。
日本は約7千の島々からなる島国であるにもかかわらず、国境離島の保全はこれまであまりにもずさんで、そもそも誰が所有しているか、所有者の国籍はどこなのかなど追跡できていないそうだ。

内閣は有識者懇談会による検討を行なってきているが、その議事録のうち木場弘子委員(千葉大客員教授)の資料をもとに、排他的経済水域(EEZ, Exclusive Economic Zone)の外縁を根拠付ける離島(99島)を地図にプロットしてみる(EEZ 領域のデータは marineregions.org に拠った)。

EEZ

排他的経済水域とその根拠の島嶼群

「イルカ岩」「タコ岩」「ミョー瀬」「ゴロタ離れ島」しまいには「能無シ」まで、命名規則コレ如何に? という感じがしないでもないが、200海里(約 370.4 km)の基線となる重要な島嶼群なので、国土地理院の地図にはキチンと名称が記載されている。
対馬、五島列島や南西諸島が、国益にとっていかに重要かが分かる。

西之島の噴火で、新しい島は繋がったけれども、これは東側(父島寄り)だった。もし噴火が反対の西側であったならば、EEZ を拡張できた、という理屈になるだろうか。

ところで木場弘子さんといえば野球解説者の与田さんの妻でキャスターだが、谷夫人より政治に向いているに違いない。

私は現在、レフティな朝日新聞を取っている。が、対極の産経も取っていたことがある。
どちらも取って併読するのが政治思考のバランス的に良いかも知れない。

以下の記事・ページも参照:
防空識別圏 日本の防衛拠点 北朝鮮軍事地図