夏休み土壇場、中学生向け小ネタ最終回。
私の近所で、直線道路のはるか先に、高層ビル群が霞んで見えることがある。
最初は武蔵小杉かと思ったが、実は西新宿だった。
また丹沢・大山の稜線越しにピークが見えることがある。これは蛭ケ岳しかありえない。
特に山岳では「尾根の向こうに見えるピークは何?」とかいった彼我の位置関係を認識することは重要だし、また楽しい。
以下で「スカイツリーから池袋サンシャイン60の方角を見れば、山梨・埼玉・長野3県境にある標高2,475mの甲武信ヶ岳がある」というふうに、「基点から目印を経て100km先の位置」を示してみる。ふたつのマーカーをドラッグ
「松本市街から常念岳の肩越しに見えるのは槍の穂先である」といった地理空間の認識は、行動半径が広がっていく子供にとってムダなことではないと私は思う。