北朝鮮、旗対嶺(キッテリョン、Kittae-ryong)

Home » Articles » 北朝鮮、旗対嶺(キッテリョン、Kittae-ryong) , published: 2017-09-05 (updated: 2019-09-08)

2006年7月5日にノドン(スカッド)ミサイルを日本海に向け発射して以来、北朝鮮は江原道安辺郡に所在する旗対嶺(キッテリョン Kittae-ryong 깃대령)という地名が聞かれるようになった。
戦前、日本の陸地測量部が発行した5万分の1地形図があるのでレイヤを合わせ載せる(大正6年測圖「道納里」Stanford Digital Repository から)。

地形図透過:      

この古地図によれば旗對嶺(キッテーニョン)とは標高702mの峠である。
Wiki によれば、旗対峰(キッテボン)の鞍部とのこと。古地図で照合すれば峠の南、1055.7mの三角点がそれか。

スカッドは車載可能で機動力があるので、発射の位置の特定は困難だし、特定しようとすること自体が無意味かも知れないが、ちょっとトリビアということでやってみた。こちらも参照:北朝鮮マップ

※2019年9月7日、追記

アメリカのシンクタンク、CSIS=戦略国際問題研究所は6日、北朝鮮が公表していないミサイル基地に関する分析結果を発表しました。
それによりますと、基地は、北朝鮮東部、カンウォン(江原)道のクムチョンニに位置していて、ことし7月に撮影された衛星写真からは、司令部とされる建物のほか、山間部の木々で隠された場所には、移動式の発射装置などを収納しているとみられる地下施設の入り口が確認できるとしています(NHK)

CSISの当該記事を照合すると、クムチョンニとは「金泉里」だ。
従来「旗対嶺」と言っていたものと、同じかもしれない