かつて北朝鮮のミサイル発射予告にともない、国土交通省が次のような告知を出していた
危険区域(1)35-44-06N 124-30-30E.....
「北緯35度44分06秒、東経124度30分30秒」などという「度・分・秒」による座標表記。
1分は、60分の1度。1秒は、3600分の1度、という角度による。このほか、浮動小数点による表記もある。
実際に「北緯35度44分06秒」は「35.735.....」という値になる。
つまり変換しなければならない。
度 + (分 ÷ 60) + (秒 ÷ 3600)
インターネットのマップでは、ほぼ小数点による表記(世界測地系)を使う。上記のような公的機関の文書から小数点の座標を計算するのは面倒。そこで、簡易なコンバーターを作る。
逆に、小数点による表記を、度分秒に換算:
GPSなどで用いられているWGS84測地系で使用されている子午線は天文台から102.5m東にずれている。WGS84測地系では、GPS時刻を基にした測地系を元にしている。これらの計算において当初GPSの時刻の精度を安定できなかったため、計算によって求められた測地系では位置がずれることになった(Wikipedia)
北緯=51度28分40秒350、経度=0 でグリニッジを見ると、実際に100mあまりずれる。
ややこしいのは、小数点表記の場合、南緯や西経はマイナス(負)になる点。
シンプルに座標を求めるだけならば、次のツールをおすすめします。
(※2012年12月6日の記事を再録)