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明治~昭和初期の大井川中流域

  •  updated:

古い五万分の一地形図。

  • 旧内務省「赤石嶽」(明治四十三年測圖昭和五年修正測圖)
  • 旧内務省「井川」(明治四十一年測圖昭和八年要部修正測圖)
  • 旧陸地測量部「千頭」(明治四十一年測圖昭和八年要部修正測圖)

これらの一部を重ねる。

Opacity:          色別標高図:  

Stanford University Libraries より。
いくつかの集落が井川ダムと長島ダムに沈んだ。
接阻峡のあたり、ダイナミックな穿入蛇行(生育蛇行谷)があるが、他ではなかなか見られない。

大井川の上流(レイヤの右上)、青薙山の南稜(標高点2014付近から南西)には二重山稜。
青薙山の西にボッチ薙、南西には赤崩、さらにその南の枯木戸滝上流域にも大規模な崩落地がある。
赤崩と枯木戸滝の谷との間(標高点1795)が尾根状に突出しているが、谷の侵蝕・下刻が進むとこの尾根が大規模に崩落し、大井川を堰止めるばかりでなく、ダム湖に流入して大規模災害を起こすという可能性を否定できない、という。

信州側の小渋川・三峰川と並んで、大井川は地図を描き変えるおそれの高い河川といえるのだろう。

参照:『建設技術者のための地形図読図入門』鈴木隆介著、古今書院、1997