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雑感 Nov 2008

(2008年11月10日)

警察官が交通事故を起こして逮捕された18歳の会社員に、取り調べ中、未成年だと知りながらたばこを与え、いっしょに吸っていたことがわかりました。(NHK)

このおまわりさん、たぶん悪い人ではないと思う。

イエス・キリストが十字架に架けられたとされる聖地エルサレムの教会で、キリスト教の異なる宗派の聖職者たちが激しく殴り合う騒ぎがありました(NHK)

こっちのほうが、たちが悪い。汝の隣人を愛せ。

小さな親切・大きなお世話

土曜の午後3時過ぎ、女性の声で電話。

「ご主人さまですか? 墓地のご案内ですが・・・」

だいたい年に一回くらいこういう無差別営業電話が入るのだけれど、努めて紳士的に返答。
「まだ入る予定ありません」
今思えば、「入り心地はいかがでした?」とか訊ねて、からかってやればよかった。

粗っぽくいえばゲマは(損得を勘定に入れず協力しあう社会)、ゲゼは(損得ずくで向き合っている社会)となろう。ゲマはお人よしの、ゲゼは計算高い社会といえる。
・・・近代化に伴いゲゼがどんどんゲマを侵食する・・・昨今それが恐ろしいほど速度を上げている・・・お人よしが計算高い奴に駆逐されてしまうのだから、住みにくい世の中となり、あちこちに精神の不安定な人が出現する・・・

先週、日経夕刊で江波戸哲夫氏が『ゲマインシャフトとゲゼルシャフト』(テンニエス)に触れていた。
米国の金融崩壊を挙げ「ゲゼは自分でこけたのだ」という。なるほど日本でも、自爆したゲゼ型の人は少なくない(例:ホリエモン、村上ファンド、前防衛次官その他もろもろ)。
ゲマでもゲゼでもなく、外野でいきたいものだ。

麻生総理大臣は・・・前航空幕僚長のさきの大戦をめぐる論文はきわめて不適切だとしたうえで、今後は文民統制を徹底し、再発防止に努める考えを強調しました。(NHK)

戦後に米国から輸入した「文民統制」という概念が、いまひとつ曖昧。おおよそ「文民」が「武官」を監視・管理・監督・任免するということなのだろうけれど。
今回の件、「バレたからまずい」という感じ。個人の思想・信条の自由は保障されるが、武官はそれを公にするな、ハラの中にしまっておけ、という按配ならば、今後武官は論文を書かなくなるに違いない。
おそらく自衛隊も官僚的で、朱に染まって赤くなる内向きな組織だろうから、2・26事件を誘発したような内向的思潮を組織内に充満させる惧れを孕んでくる気がする。