地図蔵 ▷ 2012年までの記事「正本(まさもと)」

正本(まさもと)

(2007年12月12日)

masamotoわが家には、調理師だった頃の私が使っていた出刃包丁(21cm)、柳刃と牛刀(各27cm)がある。が、これらはカミサンにとって、また一般家庭のキッチンにとっても、大きすぎ長過ぎて、あまり使われない。
この台所道具の主役に、カミサンはこれまで一般的な安い三徳包丁を用いていた。

母親が料理好きだと、当然のように娘も料理に興味を持ち、進んで手伝いをしている。せっかくだから良い物を使ってもらおうと、包丁を買うことに。

和包丁といえば、鎌倉の「正宗」(まさむね)、京都の「有次」(ありつぐ)、東京の「木屋」(きや)などが代表格だけれど、今般は「築地正本」で牛刀(上鋼鍔付 24cm)とぺティナイフ(上鋼鍔付 15cm)を買った。

正本を選んだのは、そのHPが質実・実直だったこと、ネットで買えること(店舗に出向いて実物を見るほうがいいに決まっているけれど、築地は遠すぎる)、鍔(ツバ)部分に無料で名前を入れてもらえる(写真のモザイクをかけた箇所)、といった点。

よく切れる包丁を使えば、料理は楽しくなるし、美味しくなるし、万が一ケガをしても治りが早い。一家に一本。

包丁2本に砥石(荒砥と赤砥)を合わせて20,270円。この先10年20年と使い続けることを考えたら、実に格安といえる。『ミシュランガイド東京版』を買うよりも、オツな買い物・オトナの買い物じゃあございませんか?
今後オヤジの役目は、ときどき砥いで刃をつけるだけなのだけれど。