地図蔵 ▷ 2012年までの記事「寓話」

寓話

(2005年7月21日)

【1】 ペンギンさん

★ 今日の日経夕刊に、ある脳科学者さんのエッセイが載っていました。題は、『さいしょのペンギン』。
★ 「……ペンギンの行動を観察していると面白い。水辺に並び、なかなか飛び込まずに、「どうぞお先に」と譲り合っているようにも見える……海に入らないと餌を捕ることができない。水の中にはペンギンを食べてしまうオットセイなどの恐ろしい天敵も……リスクを伴うことなのである……誰かが、「さいしょのペンギン」にならなくては物事が進まない」。
★ 「横並び意識が強い日本では、もっと多くの「さいしょのペンギン」が出現する必要があるようだ。」
そして、次のように結んでいます。
「……若者も、社会という海に飛び込んでみたらどうか。そこにはすがすがしい光景が広がっているはずだ。」
★ 綺麗なハナシです。だけど、私のような枯れかけのサラリーマンには、こういう論調がどうもピンとこない。
★ 一兵卒ペンギン労働者として予想される現実。(1)まっさきに海に飛び込んだら目の前にシャチがいた。(2)その気はないのに上司の命令で冷たい海に飛び込まされた。(3)その気はないのに誰かに後ろからケリを入れられ海に落とされた。(4)他人が飛び込んで安全を確認してから飛び込む。(5)他人が獲った魚を横取りする。(6)おすそわけに甘える。etc. 深謀遠慮・策略処世。

★ 上記のような学者さんの主張は、くたびれたサラリーマンが帰宅電車で読む『明日への話題』というコラムには向かないのでは? 明日の朝礼でこれを説教しても、ドライでスマートな今の若い人はきっとシラケるだけ。若者が読むであろう朝日朝刊「声」の欄に適しているように思います。いかにも、学者さんという人種(しかもエリート)のキレイなモノ言いという気もしないでもない。

★ またこれは、パイオニアを英雄視する米国的発想では? でも、パイオニアには「名誉欲」や「功名心」といった側面がきっとあることでしょう。こういうのは、日本ではネガティヴに捉えられがちで、対極に「謙虚の美徳」というのもあったりする。しかし、「名誉欲」や「功名心」こそ、人を成功に導く主要なファクターであることも否定できないでしょう。少なくとも、ラ米ではこういうペンギン英雄列伝は成立しないような気がしますが。

【2】 プレイバックごんぎつね

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★ ひとりぼっちの子ギツネ「ごん」は、そのさびしさをまぎらわすため、ネットでアイドルのがぞうを、あつめていました。
★ ある日「ごん」はMozilla で、兵十のとったうなぎと、眞鍋かをりのビキニがぞうを、ぬすみます。
★ しかしその後、「ごん」は、眞鍋かをりがブログをやっていることを知り、そして、ぴちぴちセクシーみずぎを着てしゃしんしゅうをだしたのは、げいのうかいで食べていくためでは? と考え、たいへん苦しみます。
★ 「ごん」は、おわびに何度も山のきのこや栗やスパムメールを送ります。
けれども眞鍋かをりには、「ごん」の気持ちが通じません。
★ ある日眞鍋かをりは、「ごん」の姿を見つけて火縄銃で撃ってしまいました。
眞鍋かをりは、ごんを撃ってからやっと気づきました。
「お前だったのか、ビル・ゲイツ。」
★ 化けの皮が、はがれたのでした。

※他意はありません、ただのギャグです、ゴメンナサイ。愛用してますブラウザ FireFox 1.0.6。