地図蔵 ▷ 2012年までの記事「梅2題」

梅2題

(2005年3月19日)

★ 明日は春分。かつて5年近く住んだ大倉山へ、久しぶりに梅を見に行きました。よちよちだった子どもたちを何度も散歩に連れて行った梅林や、周辺の町並みはさほど変わっておらず、商店のおっちゃん・おばちゃんも変わらず、懐かしいものでした。当の子どもたちはもうあまり記憶してませんでしたが。
★ 今住んでいるところは、もうじき土手につくしが生えます。本当に横浜か? という感じですが。春になると、一応の季節感はあるものですね。

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★ 4月の下旬になれば、北アルプスは開山です。上高地では、「ふきのとう」や「たらのめ」などがざっくざく(天ぷらに善し)。「うど」を酢味噌で食べつつ一杯、というのもいいものです。私は20歳前後の若い頃、山に熱中していたもので。
★ 理屈はどうでもいいのですが、春になると、感覚的に、山はイイナァーと思います。もう山ヤではありませんけど。写真の版画は、畦地梅太郎。山の世界で有名です。私は、こういう一般の世界に身近な作品が好きです。
★ 美術館で陳列される狭隘な世界のソレにはあまり興味がないし、理解できない。マドリードでピカソの「ゲルニカ」を見たとき、あるいはタヒチでゴーギャンの作品を見たときに、普通なら、「うむ、恐怖と戦慄、 肉体に刻まれた痛み悲しみ、叫びと怒りが凝縮されておる」とか、「おぉ、クロワソニズムのエスプリであるぞ」、「ふむ、まったりとして、それでいてしつこくない」などと知ったかぶりでイッパツかましてみるものなのかもしれませんが、正直なところ私は「……ワケわかんねぇよ!」と黙して毒づいたものでした(←芸術的センスなし)。