親子の距離

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★ 先日の日経夕刊に、「縮む親子の距離」」という記事。「はらむ密着の弊害」の小見出し。最近は、大学の入学式や卒業式に出席する親は珍しくないそうで。果ては結婚式のウェディングケーキに、双方の親を加え6人がかりで入刀したりするそうです。
★ もっとも、いろんな考え方やスタイルがあるのでしょう。是か非かということでもありませんでしょう。一方で、パラサイトとかニートとか、自立できない子どもの問題がいろいろと騒がれて。親と子の適当な距離感というのは、むつかしいようです。

★ リベラルで、現代的な考え方なら、友だち関係に近い親子関係さえ「それもいいじゃないか」ということになるでしょう。保守的な考え方なら、「親は甘やかし過ぎだ、子は甘えすぎだ」、ということになるでしょう。
★ 「放任」と「過保護」、どのへんから線引きされるか。親は子をどの程度まで自由にさせていいか、子はどこまで自由奔放でよいか。むずかしいですね。
★ 以前も書きましたけど、自由というのは(まったく響きの良い言葉ではあるけれど)、一定の枠組みの中での「自由」でないといけないように思います。会社や家族や社会など、様々なしがらみから解放されて、完全に 「自由になった」 としたら、どうなるか? これは辛すぎます。「誰も必要としない」ということは、「誰からも必要とされない」ということでもありますから、孤独です。だから、世の中が自由になればなるほど、孤独な人も増えているように思います。だからといって、自立・独立も度が過ぎると孤独になる。
★ 「自立」と「孤立」は違う。自立できず孤立している若者が増える、自立しても孤独を感じる人が増える、そういうジレンマばかりの時代になっていくのかなぁ、とか、記事を読んで思った次第です。
★ 私自身の場合、大学の入学式に親が来たわけではないし結婚式も挙げていないし、まったく疎遠な親不孝者でしたが、私の子供が将来大人になったとき、ほどほどに甘え、甘えられ、頼り、頼られる、そんな親子関係を構築できるかというと、それはなかなか自信がありません。

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